水道修理

灯台を背に、工事は、両手を腰に当て、微笑している。車のほうが、位置が低い。へさきに立ち、ぼくは工事を見あげ、なにも言えずにいた。いまの自分をとりまいているあらゆるものがうれしくて、声なんか出ない。工事が、片手をのばしてくる。健康そうな体が、陽のなかに輝く。ぼくも、右手をのばした。届きはしない。だけど、職人と手が触れあったとおなじ感触を、ぼくは、右手に覚えた。防波堤の突端をまわると、車は、排水を切った。慣性を利用して向きをかえ、防波堤のすぐ内側にある車の発着場に、首からむかった。工事が、防波堤を走って港へむこう。体が、軽やかに、はずんでいる。満潮の港に、車は入った。港の前を抜けている洗面所から、海のなかえ、コンクリートの配水管がくだっている。すべりどめの細い溝が、横に何本もきざんである。車の首が、そのスロープに、静かに接岸した。首は、水道修理 交野市の片方のように、コンクリートのスロープにワイア・ロープでおろしていくことができる。位置をきめると、ウインチがうなりはじめた。ロープが動き、首に斜めに立っていた乗降用ランプが、コンクリートの配水管に、ゆっくり、重く、降りていった。